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技術コラム
突切加工のコツ②
2022.05.06
切削お役立ち情報 No.64
下記の図をご覧ください。1994年JIMTOFで配っていたイスカルのチラシです。横綱:曙を起用しています。

(当時の)新材質のPRチラシです。 謳い文句は、
There Have Never Been Tougher Grades The Difference !
(今までにこんなタフな材質はなかった!! 違いを見て!!)
25年前の材質ですが、未だに現役で、突っ切り加工等で使われています。
IC328は、謳い文句通り、タフな材質(靱性がある)で、切り落とし時に大きな衝撃が発生する突っ切りには、最適です。
突っ切りは、最終加工であり、無人化が求められるので、刃先が欠けないことが工具に求められます。
IC354は、P種(鋼材向け)で、硬度が20-40、及びM種(ステンレス材向け)では、硬度が10-30です。
1から50の数字が割り振られ、数字が大きいほど靱性があり、逆に数字が小さいと硬く、耐摩耗性を持つ材質になります。
一方、IC328は、P種の20-50、M種の30-40になるため、IC354と比較すると、靱性が高く、欠けにくい反面、耐摩耗性は、IC354に軍配が上がり、突発欠損が無い限りは、IC354の方が長寿命になりやすい傾向があります。
しかし、六角材のような、断続加工になる突っ切りの場合は、欠損しにくい、IC328が推奨されます。
このように、被削材の特性、加工内容(連続・断続)で、チップ材質を使い分ける必要があります。
