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技術コラム
切り屑に色はついていない?
2021.08.27
切削お役立ち情報 No.30

皆さんの切り屑の色は、何色でしょうか?実は、切り屑の色は、切り屑の表面に色がついているのではありません。
加工時の切削温度により、形成される酸化皮膜の厚さが変わり、その厚みによって、目に見える色が変わるのです。
光が切り屑に反射する際、酸化皮膜の厚みにより、反射しやすい色、消滅しやすい色があり、目に見える色が変化してみえます。
例えば、真珠や、しゃぼん玉、孔雀の羽も同じく、物体に色がついているのではなく、光の干渉によって、見える色が違います。(干渉色と言います)
酸化皮膜は、切り屑の温度に比例し、厚くなります。そして、酸化皮膜の厚みに比例して、干渉色は濃い色になります。(上左図を参照してください)
切り屑の色は、加工時の切削温度を測る材料となり、切削状況を推定する要因のひとつになります。
次回は、「切り込みは、コーナーR以上? その1」についてです。
