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技術コラム
加工条件~送りについて
2021.07.16
切削お役立ち情報 No.24
切削加工とは、工具を押し付け、金属材料の表面を剥ぎ取るようにして削る方法です。
前回も同じことを書きました。
りんごの皮むきを例に説明しましたが、今回も同じく、りんごの皮むきを例にして、送りについて説明したいと思います。
前回説明した、「切り込み」をりんごの皮の厚さ(切り屑厚み)とすると、「送り」とは、りんごの皮の幅(切り屑の幅)、1回転当たりに進む距離、を示します。

(回転当たりの)送りの値は、切削加工の能率を表すバロメーターのひとつで、”f“で表されます(feed(送り)の略) 。
このfの値が大きいと、1回転当たりに進む距離が大きいので、加工能率は上がります。
そして、フライス加工の際に登場する記号が、Z(カッターの刃数)、fz(一刃当たりの送り量)になります。
旋盤加工の場合は、刃数は常に1ですが、フライスの場合は、刃数が複数になるため、一刃当たりの仕事量を表す必要があります。
(送り( f )が速くても、それは一刃当たりの送り量が速いのか、刃数が多くて、相対的に速いのかわからないため。)
そのため、fzの値は、fz = f ÷ Z で算出します。
また、周速の求め方と同じくらい、重要な切削の公式があります。
F(テーブル送り)= S(回転数) × f(送り量)です。(単位は、m/min)
これは、工具が1分間当たりどれだけの距離を進むかを示し、加工時間を比較する場合にわかりやすい指標となります。
次回は、「切削条件と工具寿命の関係について」です。
