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技術コラム

加工条件について考える ~周速とは

2021.06.25

切削お役立ち情報 No.20

前回、旋削・転削加工の違いについて解説しましたが、どちらにもに関係してくる「切削条件」について、解説致します。「切削条件」の中で、今回取り上げるテーマは「周速」です。加工現場では、必ずこの「周速」がカギとなります。なぜなら、周速の増減が、加工能率や工具寿命に大きく影響を与えるものだからです。(※具体的な影響については、今後、少しずつ配信してまいります。)

「周速」を一言で表すと・・・ズバリ「速度!!」

小学生時代に教わった公式の復習ですが、右図は速度・時間・距離の関係について
記しています。図式の見方は、知りたい箇所以外の2か所を隣同士の場合は、×。
上下同士の場合は、÷をする。
例えば、速度を知りたいのなら、残されたのは、距離と時間。関係は、上下なので
「速度=距離÷時間」となります。

 

周速は、速度と似ていると書かせていただきましたが、切削加工における速度(=周速)とは、刃先がワーク上を動く速度のことです。
旋削加工では、ワークの外周を動く速度、ミリング加工では、工具の刃先が回転によって得られる速度を表します。速度= 距離÷ 時間に当てはめると、旋削加工の場合、速度(周速) = 距離(ワークの外周距離) ÷ 時間(1分当たりの回転速度) となります。

外周の求め方は、ワークの直径× 3.14(π) になります。

時間の求め方は、ワークが1回転するのに要する時間を求めるため、1 ÷ 回転数(1分間にワークが回転する回数= N) になります。(時間の単位は、分単位)

すなわち、速度= ワークの直径×π×回転数(N) となります。

このままだと、速度の単位がmmなので、1000で割って、mに変換することで、一般的に呼ばれる、周速(m/min)になります。

一般的な公式は、周速= ワークの直径× π × ワークの回転数÷ 1000 です。

 

次回は、「加工条件について考える~周速の変化」です。

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